設計事務所の愚痴

設計事務所を個人でやっている建築士が、人気のある工務店の現場を見て
「図面の種類が少ない、図面の内容が薄い、設計者の能力が低い」など
検査と直接的に関係がないことを書類に書いていた。

設計事務所の看板を掲げる限り、設計に力を入れる。
一方、規格住宅の会社は、コストを抑えるため、設計は最小限しか行わない。

設計事務所から見れば、手抜きだと思うが、それが一般的には多いし、
問題になっているわけでもない。
施主は、コストダウンという恩恵を受ける。

木造2階建ての構造審査省略の廃止(4号特例廃止)が実施されないのは、
廃止になると設計の手間が増え混乱するビルダー、メーカーの力が強いからだと思う。

そう考えると、いくら図面が少ないなどと批判したところで、何も変わらない。

住宅では、圧倒的に設計事務所に依頼する率が低い。
この人も売れてないから、副業で検査の仕事もやっていると思われる。
売れている会社を嫉み、書類で批判することに喜びを感じているくらいなら、
もっと宣伝するなど、設計事務所のアピールをしたらどうかと思う。

以前、ある建築家の人と会食した時、こんなことを言っていました。
「なぜ、俺の才能が世間に知れ渡らないのか」

どんな宣伝をしているか、聞いてみると
ホームページだけで、フェイスブックなどの広告には一切費用をかけない。
また、自分の信念で賞にはエントリーしない。(落選すると名誉が傷つく)

こんなタイプの方が多いので、探す方も大変です。

 

 

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