事例1045 「ダウンライトの結露」
先週末から、現場予定と長距離移動が多く、
久しぶり、事務所に1時間以上居ました。
どこにいても仕事ができるようにしていますが、
やはり事務所の机が落ち着きます。
■(1)今回の事例______________
「ダウンライトの結露」
_______________________
◆写真解説
天井裏で結露したダウンライト。
金属部は白錆が発生。基盤も故障し、点灯しない。
◆内容説明
先回と同じ現場。結露でカビだらけになった天井裏。
そこへ埋め込まれているダウンライトも被害が出る。
ダウンライトは、プラスチックや鉄などでできているため、
石膏ボード+クロスより表面温度が低く、結露を起こしやすい。
ダウンライトのカバーに水滴が付いたり、複数故障した場合は
結露を疑ったほうが良い。
電機製品に水分は非常に危険。
漏電などの事故が起きなくてよかったです。
◆対策
天井裏を湿気させない。
==============================
■(2)編集後記
相変わらす、数多くの紛争をサポートしております。
最近、瑕疵判断を自分でしてしまう方が多く見受けられます。
ネットで情報を拾い、瑕疵だと自ら業者へ主張する。
瑕疵判断は、非常に難しいです。
例えば、土台の端が少し欠けた。
見た目からすると、大変な状態だと思ってしまいますが、
この現象は、施工上よくあることで、少し欠けるくらいは、瑕疵にはなりません。
もちろん指摘をすれば、優しい業者であれば、ボンドなどで修理はしてもらえます。
瑕疵判断をするのは構いませんが、誤判断や問題にならないことを
主張しすぎると、クレーマー対応されてしまう事があります。
立場を悪くしないよう、冷静に行動することが大事です。