事例1047 「火打ち梁 緊結不良」
このところ続けて、そこそこ有名な住宅メーカーが倒産している。
詳しい内容まで分かりませんが、忙しくて倒産することもある。
この業界、人出不足などの問題もあり、しわ寄せが拡散しないとよいですが。
■(1)今回の事例______________
「火打ち梁 緊結不良」
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◆写真解説
鋼製の火打ち梁。ボルト部の座金+釘3本未施工。
認定内容どおりでなく、緊結不良な状態。
◆内容説明
Zマーク表示金物の鋼製火打ち。
必要な座金、釘が未使用。
(マーク表示金物は、公益財団法人日本住宅・木材技術センターが
1978年に軸組工法用接合金物として制定した規格金物)座金や釘は、別売りでなく、一緒に送られてくる。
大工の勝手な判断で使用されていない。
1978年に軸組工法用接合金物として制定した規格金物)座金や釘は、別売りでなく、一緒に送られてくる。
大工の勝手な判断で使用されていない。
規格に適合した内容で施工を行わないと、強度が確保できない。
◆対策
使用する金物の施工要領を確認し、大工へ指示する。検査をする。
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■(2)編集後記
社内検査を現場監督が行っている会社が多い。
現場で見ていると、頻繁に電話をしている監督もいる。
仕方がないかもしれませんが、検査に集中できないでしょう。
私は、携帯を持って現場に入ることはありますが、検査中は電話に出ません。
集中を切らしてはダメだと思うからです。
裁判書類や欠陥検査書類の作成時も、まとめに入る時は一切、電話に出ません。
支障がない早朝に行うケースが多いですが、予想以上に時間が押し、
昼までかかることもあります。