事例1115 「筋交い欠損」
先月は着手物件が多く、新築検査が忙しかった。
工程が皆、同じペースで進むと、検査も同じ時期に集中します。
来週あたり一旦、新築検査が少なくなる予定ですが、
また、今月中旬から予定が集中しそうです。
■(1)今回の事例______________
「筋交い欠損」
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◆写真解説
ホールダウン金物に干渉し、筋交いが削られている。
大きな力がかかった際、破損しやすくなる。
◆内容説明
大工なら、筋交いを切り欠いてはいけないことを知っている。
切り欠いて、知らん顔する大工は悪質です。
今回の原因は、基礎に埋め込んだボルトの位置が悪い。
本来、筋交いと干渉しない位置にボルトを埋め込む必要がある。
筋交いの切り欠きは建築基準法施行令でも禁止している行為。
切り欠きなどの欠点は、大地震時に筋交いが役に立たない恐れがある。
◆対策
構造検査時に、筋交いが切り欠かれていないか、全数検査をする。
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■(2)編集後記
メインで乗っている車が、昨日で購入して丸1年。
走行距離は43,000KM。初回の車検時には13万KMになる計算です。
もう1台、遠出用の車があるので、合計年間5万KM以上、車移動しています。
ここ10日ほどは、珍しく100KM圏内で仕事してました。
明日は、久しぶりの出張。250KM先の場所に欠陥検査に行きます。