レオパレス問題
昨日の昼間は17℃くらいの場所で欠陥検査。
今日は、移動中の場所ですが、昼間でもマイナス3℃。
寒暖差が激しいため、体調が悪くなりそうです。
レオパレスの界壁施工不備。
わざと手を抜いているというよりは、
職人や監督が界壁を認識していないことが原因だと思います。
界壁は集合住宅などにおいて、世帯間を区切る壁。
戸建て住宅では存在しません。
大工にとって、よく意味が分からず施工している可能性が高く、間違いが起きやすい。
本来、法令に適合させる、ミスを防ぐために、建築士が図面を詳細に書き、
現場を監理する必要があります。
この手の会社は、図面枚数が少ない。
たくさん書くと費用がかかるため、最小限の図面しかありません。
また、設計、施工が同じ会社のため、監理も機能しにくい。
実際に監理者が現場へ行っていない可能性も高い。
監理者は毎日現場へ行く必要はありませんが、
界壁は防耐火上重要な壁であり、監理者がチェックすべき箇所です。
レオパレスだけでなく、多くのハウスメーカーも同じです。
他でも、屋根裏の界壁がない集合住宅の現場を、何件も指摘しています。
コストや人手不足から監理を十分機能させることは難しい。
監理不足を補うのが、第三者検査です。
確認申請の完成検査で、小屋裏を確認していれば、
ここまで大きな問題にならなかったと思います。
点検口をあければ容易に確認できるものですが、
そこまで確認する検査機関を見たことがありません。