ダイワハウス 不適切建築
昨日からダイワハウスのニュースが大きく取り上がられています。
詳しい内容が全て分からないため、今回は、問題となっている
「型式適合認定」について書きます。
型式適合認定とは、事前に国から建築基準を満たしていると認定を受ける制度で、
建築確認時の審査が簡略化され、工期を短縮できるメリットがある。
工業化住宅、特に鉄骨系の商品は、認定を取っていて
長期優良住宅その他の申請も容易。
このシステム、私が思うには、メリットがあるのは、会社側だけ。
認定を取っている=いい家という定義ではない。
認定の内容は、部外者には分からない。
何か不備があっても、外部から指摘を受ける可能性は少ない。
今回も、社内で不備に気づいたという報道です。
気づいた社員が辞めたため、情報流出を恐れ、自ら公表したのではないでしょうか。
先月、あるメーカーの検査に入り、告示に適合しない部分について質疑を出した。
回答は予想どおり「型式適合認定どおりで問題はない」。
いろいろな面で、ハウスメーカーにとっては都合が良いシステム。
この事件を機に、内容を一般公開するなどして欲しいと思います。