事例1139 「増築部、緊結未施工」
長期連休明けに現場予定が一杯になるように、
月曜日は連絡が多いです。
土日が少ない分、その反動だと思います。
現場予定や打ち合わせが多いと、その日のうちに処理できません。
■(1)今回の事例______________
「増築部、緊結未施工」
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◆写真解説
増築した屋根裏。既存と緊結されていない。
接合に使う予定だった金物が梁の上に置いてある。
大地震時に接合部分で破壊する可能性が高い。
◆内容説明
新築より確実に問題が発生する確率が高いのは、増改築。
見た目はきれいに工事が完了したが、
重要な構造が一体化されていない。
増築する場合、あえて既存部と切り離して施工することもある。
その場合は、大地震時にお互いがぶつからないように間をあける。
2階の軒先で40CMくらいの隙間が必要なケースもある。
今回は、一体化で計画したにもかかわらず、構造が接合されていない。
大地震時にバラバラに動けば、接合部で破壊する。
◆対策
増築の場合でも、構造計画を疎かにしない。
構造計算をするなどして、構造の計画を詳細に検討する。
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■(2)編集後記
連休明けの現場の忙しさは一服。
月末にかけて、書類の締め切りに追われます。
昼間、現場予定が少なければ、書類を書く時間が確保されますが、
直近で、どんどん現場の予定が埋まってきます。
長時間労働の是正とは縁がない仕事です。