事例1145 「壁断熱材未施工」
昨日、伊勢神宮の近くの現場に行きました。
平日で雨にも関わらず、内宮に近い駐車場は満車。
また、毎月1日に赤福が朔日餅(ついたちもち)を発売。
現場近くの販売店や東名阪の御在所SAは、長い行列が出来ていました。
行列の長さを見ると、とても買う気にはなれません。
■(1)今回の事例______________
「壁断熱材未施工」
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◆写真解説
壁の半分から上、断熱材未施工。
赤外線サーモグラフィーカメラで異常個所を発見。
壁をあけて未施工を確かめた。
◆内容説明
断熱材未施工の主張に対し、裁判所から実際に壁をあけて、
中を確認した写真を出すように指示を受けた。
この日、天気が悪く、赤外線サーモグラフィーカメラ撮影には良い条件で
ないにもかかわらず、空洞部の温度は他に比べ高かった。
(↓左半分の温度が他より高い)
石膏ボードに穴をあけ、壁内部を確認したところ、
壁の上半分は空っぽでした。
赤外線サーモグラフィーカメラを使い出して15年ほど。
特殊なカメラであり、その特性を理解するには、経験するしかありません。
100%結果は分かっていましたが、私が言葉で説明するよりは
壁をあけたほうが確実に信頼してもらえるので、異議を申し立てず作業しました。
◆対策
断熱材は、あとから目視確認できないケースがほとんど。
隠れる前にチェックをする。
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■(2)編集後記
週間天気予報を見ると、当分、晴れの日はありません。
ここまで雨や曇りが続く梅雨は、何年か無かったように思います。
雨天の日に仕事ができない職人さんたちは、休みが続いているようです。