事例1148 「地盤陥没」
このところ、写真の更新頻度が少なくなっています。
事例がないわけではなく、更新する時間が確保できません。
来週からの連休は、たまった仕事を片付けようと思います。
■(1)今回の事例______________
「地盤陥没」
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◆写真解説
基礎底の陥没。埋め戻した土地で転圧が不十分なため、
基礎工事をしている時から陥没が起きている。
家は杭で支えられるが、基礎下に隙間ができる可能性が高い。
◆内容説明
表土が軟弱であり、沈下の恐れがあることを
基礎業者に伝えていれば、陥没は防げた可能性がある。
特に指示をしなければ、職人は普通の転圧しか行わない。
小範囲な沈下なら、大きな問題はないが、
全体的に沈下し、杭が抜け上がった場合は、修理の必要性が生じる。
◆対策
地盤に応じた細かい転圧指示を基礎業者へ出す。
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■(2)編集後記
大手ハウスメーカーの建築基準法違反を行政へ情報提供する予定。
1つは、すでに裁判の中で違法な施工を認めています。
裁判で開示された施工マニュアル自体が間違っているため、
今まで施工した現場全てに波及すると思います。
自ら行政へ間違いを申し出ると思いましたが、
そのまま無かったことにしようとしています。
もう1つは、これから裁判が始まる。
基準法違反は明らかですが、型式認定で逃げる可能性が高いと予想しています。