事例1190 「床下断熱材、大きな隙間」
来週の中旬に梅雨明けすると思っていましたが、
先ほど週間予報を見ると、来週も曇りや雨に変わっていました。
暑くなるのも嫌ですが、早めに梅雨が明けて欲しいです。
■(1)今回の事例______________
「床下断熱材、大きな隙間」
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◆写真解説
床下断熱材の大きな隙間。
定尺の材料だけを入れ、空いた部分はそのまま。
◆内容説明
大工自身が断熱材の必要性を分かっていないため、
隙間があっても気にならない。
社内検査で床下を見ないため、誰も気づかず、
そのまま引き渡しされる。
通気のある床下は、外部比べると、室内との温度差は少ない。
断熱材が入っていなくても、生活をしていて気づく可能性は低いですが、
ありとなしでは、床の温度に差が出ます。
◆対策
社内検査で床下を確認する。させる。
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■(2)編集後記
今まで現場を見てきた中で、これは良くないと思える建材がいくつかあります。
私だけでなく、他の建築士が同様の指摘をしている商品がありますが、
無くなったり、改良されずに今でも売られております。
今後、新築検査を受けた物件においては、図面チェック時に
その建材を使用することが分かれば、仕様変更を求めることを検討しています。
不具合が出る可能性が100%でなくても
可能性が高い商品は排除していこうと思います。