事例1218 「ユニットバス下 断熱材未施工」
愛知県にも緊急事態宣言が発令されました。
状況によっては制約を受けることも出てくるかもしれませんが、
弊社の業務は、面談などをのぞき、
以前と変わらないと予想をしています。
■(1)今回の事例_____________
「ユニットバス下 断熱材未施工」
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◆写真解説
ユニットバスの床裏に断熱材がない。
長期優良住宅等、省エネ仕様の場合において、
床下を基礎断熱で密閉せず、通気を取る場合は、
ユニットバス床に断熱材が必要。
◆内容説明
最近、2件続けて指摘を出すなど、
意外と間違っている現場が多いため、今回、この内容を選びました。
浴槽は標準で断熱材が施工されていますが、
床においては、注文時に断熱材のあり無しを選ぶ必要がある。
外気を床下に取り入れる場合、床裏は外気の空気に触れるため
断熱材と周囲の気流止めが必要になる。
基礎の立ち上がりを断熱材で囲い、気密化すれば
床下は室内扱いとなり、床の断熱材は不要。
◆対策
注文時に床断熱材の有無、仕様を確認する。
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■(2)編集後記
何か分からないことを調べる時、ネットに頼ることが多いと思います。
ネットで解決できるものもあれば、そうでないものもあります。
紛争のやり取りをしていると、間違ったネット情報に
振り回されている方が案外多い。
実害がなければ良いですが、その情報を信じて行動し、
損害が発生した方が、大勢見えます。
自分に不利な情報を排除し、有利な情報ばかりを集めていると
そうなりやすいです。
バランスよく情報を整理するか、プロに任せてしまう方が
ベストな解決につながる可能性が高いです。