事例1228 「エコキュートアンカーボルトの不備」
7月末からの忙しさがひと段落しました。
暑さが厳しくなっているので、タイミング的に良かったです。
今回は、先回のブログで取り上げました
今でも指摘率が非常に多い内容を再掲載(写真は新しいもの)。
修理がやや大変なため、指摘率を減らしたいと思います。
■(1)今回の事例_____________
「エコキュートアンカーボルトの不備」
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◆写真解説
エコキュートアンカーボルトの径が規定より小さい。
(M12を使用すべきとところM10使用)
座金も小さく、脚元の緊結が不十分。
◆内容説明
脚のアンカーボルトが取り付く箇所は、M12を想定しているため、
M10で施工すれば、座金が小さく、脚の部分を十分に押さえない。
告示で定められている内容で、施工マニュアルを見れば間違うはずはない。
にもかかわらず、間違いが多いのは、施工マニュアルを読まない
監督、職人が多いことが分かる。
エコキュートは15年前後で、故障しやすくなる。
交換するまでに大地震が来なければ、これでも問題はないが、
来るか来ないかは分からない。
◆対策
完成時にアンカーボルトを確認する。
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■(2)編集後記
先日、私の指摘に対し、細かすぎると文句を言ってきた監督がいます。
いろいろ押し問答する中、最後に
「俺は、資格はないが、現場経験はお前より長い。俺の判断が正しい」
と言って帰って行きました。
そんなこと言われても、お客さんや私が、そうですかと納得するわけがありません。
この会社、監督がこの人だけなので、先が思いやられます。