不同沈下
欠陥住宅検査に行った家。床の水平を測ると、不同沈下していました。
杭が施工してあるのに沈下。
地盤調査か、杭の設計もしくは施工に不備があったと思います。
不同沈下の修理について、保証書の記載は、
5/1000未満の傾斜は、保証対象外。
最近では、地盤は必須なため、沈下するにしても
それほど大きくは下がりません。家全体で1,2CM下がる事例がほどんどです。
今回、杭の施工もあり、最大の傾斜は4,4/1000。
数字だけで判断すれば、保証対象外です。
5/1000という数字、10Mの長さの家なら5CMの沈下。
そう思うと大きな数字です。
近年、マンションの不同沈下のニュースがいくつかありました。
5/1000まで達してなくても、報道されたことで建て替えになっている例がほとんど。
施工などに過失があれば、3/1000程度でも保証すべきだと思います。
建築時にすでに傾斜していて、その内容を隠蔽していたこと、
あと1mmの沈下で5/1000になる状態で、沈下以外にも家の不具合が多く、
補修費用が建て替え費用を上回りそうなため、
建て替えを要求していく予定です。