木造建築物の高層化
日本で木造建築と言えば、3階建てまでが一般的でした。
最近は、4階以上も珍しくなく、木造のビルも注目されています。
一昨日、TVニュースで木造のマンション、ビルが取り上げられていました。
懸念される強度、防火性、防音性について、
あるメーカーが十分クリアしていると説明していました。
確かに正しく施工をすれば、そのとおりだと思います。
ただ、性能を確保するには、丁寧で細かな作業が必要で、
きちんとした現場管理が重要になります。
このメーカーの現場で、手抜きにより耐震強度、防火、防音性能が
確保できていない現場があります。
不具合の検証の結果、職人任せで管理されていないのが明らかになっていて、
この会社の施工不良率は相当高いと思います。
CO2削減などをうたい文句に、今後、木造の構造建築物が
確実に増えていきます。
供給が増えれば、欠陥問題がいろいろ出てくると予想しております。