事例1260 「食洗機配管不備」
地価の分かる場所であれば、分譲住宅の値段を
以前は、ほぼ当てていましたが、
最近は、予想より高いことが多いです。
今日、伺った現場は予想より300万円も高かった。
資材高騰以上に値段が上がっている印象です。
■(1)今回の事例_____________
「食洗機配管不備」
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◆写真解説
食洗機の排水管、HT管未使用。食洗機の排水温度は最高で約70℃。
そのためメーカーは、耐熱温度が90℃のHT(耐熱塩化ビニル)管
の使用を施工マニュアルに記載しています。
HT管は色が赤いので、見分けがつきやすい。
◆内容説明
重大なものではありませんが、半年に1件くらいのペースで指摘
している内容。
指摘をすると「問題ない」という返事が来ることが多い。
おそらく、水道業者が規定があることを知らない。
写真の丸印から先は、熱湯も冷めるため、普通のVU,VP管
(グレー色)でOK。
流し台の排水は、耐熱管ではないので、熱湯を流さないように
気をつけてください。
◆対策
完成時にキッチンの配管を確認する。
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■(2)編集後記
海外からの木材の在庫が増えているというニュースを読みました。
一部、合板材料などはまだ品薄のようですが、国内産も増産され、
ウッドショックが終わるのではという予想も出ています。
それでも、木材以外の価格は下がる気配がないため、
家の値段は以前のような水準には戻らないでしょう。