古い基準を認識したまま
2ケ月連続である県の欠陥検査に行きました。
設計者、施工者は違うものの、重要な瑕疵内容を指摘。
もしかして、この地域では、建築の関係者の認識が
そうなっているのか疑い、面識のある同県の業者へ聞いた
ところ、そのとおりであることが判明した。
指摘の内容は、1つは基準法に抵触、詳細は建築学会で
規定され、広く、よく知られている基準。細かな部分の
内容に近年、改定があり、それに付いていけていない。
もう一つは、建築学会が30年以上前に基準を改定。
また、瑕疵保険の基準にも明記されている内容。
愛知県では認識を間違っている人は皆無だと思われる内容。
問題があるかどうかは、外部から指摘を受けないと
気づくものではありません。けれども、外部のチェックを
受ける機会は、そう滅多にあるものではありません。
自社の設計施工が、今現状の基準に適合しているのか、
施工者側が、弊社のような外部の検査(瑕疵保険などでは
ない検査)を受けてチェックすることも重要かと思います。
大手ハウスメーカーにおいても、自社で気づけていないミス
がいくつかあります。私に指摘をされ、認めてしまうと大事
になるため、証拠を出さず、口頭だけで問題ないと必死で
抵抗します。品質面において、社外の目でチェックすること
は大事だと思います。