事例1272 「梁、緊結不良」

検査の指摘を無視するケースが稀にあります。
自分に跳ね返ってくるのに、どんな理由で無視を
するのか、理由を尋ねてみたいです。

おそらく、理由はなく、ただ、やる気がないだけ
だと思いますが。

 

■(1)今回の事例_____________

「梁、緊結不良」
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ボルト締め未施工

◆写真解説

梁接合部、ボルトによる緊結未施工。
同じような箇所が他にもあり。
地震時に梁が抜けて倒壊につながる可能性あり。

 

◆内容説明

木構造の接合ボルトの抜けや緩みは、よくある事例です。
数が多いので、チェック漏れが起きやすい。

写真は、ナットを入れていないので、引っ張られると
スポッと抜けてしまいます。
けれど、他の梁の絡みがあるので、そうはならない可能
性が高いですが、継ぎ手はきちんと緊結しておく必要が
あります。

 

◆対策

見落としがないよう、複数の目で検査をする。

 

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■(2)編集後記

11月は、スケジュールの余裕がありませんでした。
週何時間働いているか計算したことはありませんが、
スケジュールがきつく、休みもない時は、軽く週80
時間は超えていると思います。

経営者の方は、業務はスタッフに任せているケースが
多いですが、私は自ら、現場に出て、書類も書いて
います。つまり、働いた分、検査業務の経験が増えま
す。平均的な労働時間の倍働けば、経験も倍です。

また、他所が首を突っ込まない、ややっこしい業務を
受けるので、経験している内容も濃いです。

ペースを落とそうと考えながら、紹介による依頼は
ほぼ無条件に受けてしまうため、紹介案件が重なると、
猛烈に忙しくなります。

 

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