引き渡し拒否
建物が完成(実際は内部仕上げ工事の大半が未施工)。
確認申請の検査済証も下り、請負代金も払い、登記も
完了、それでも請負業者が建物を渡さない現場があり
ます。
渡さない理由は、追加代金の未払い。
追加代金と言っても、引き渡し間際に請求されたもの
で、金額も一千万超。
自社の打ち合わせ、設計ミスによるものの補修費用と
安請負した結果、下請けからの請求を締めると、利益
が無いことに気づき、利益分を請求していると思われ、
施主にとっては納得できる内容ではない。
正式な引き渡しがなくても、建物に住んだ上で、
追加代金の争いをすれば良いですが、住めないまま
争うと、家賃と住宅ローンの2重払いが続きます。
また、登記もされているので、住まないまま、築年数
が増え、家の価値が下がります。
話が進まないまま、すでに1年半経過。相手の出方に
よっては、さらに長期化する可能性もあります。
完成時の高額な追加請求は、過去に多くありましたが、
杜撰な業者は淘汰され、最近では珍しくなっています。
それでもある一定数は存在するので注意してください。