事例1288 「基礎断熱材 配管まわり欠損」
連休あけから、打ち合わせが、ほぼ毎日続いています。
昨日は移動を含めたら約6時間打ち合わせ。
紛争解決に向けての打ち合わせが主で、
先送りできないものばかり。
今週でピークを超えそうです。
■(1)今回の事例_____________
「基礎断熱材 配管まわり欠損」
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◆写真解説
基礎断熱材、配管貫通部の欠損。
現場監督が指示をしないと、職人は補修を怠る。
◆内容説明
よく指摘をする内容。
状態から、先に配管を施工し、あとから断熱材を
貼ったと思われる。断熱材を貼ったのは大工で、
大工が補修を怠った。
省エネ基準が厳しくなっていますが、多くの職人の
意識は昔のまま。
断熱材は隙間なく施工するという意識がない。
現場監督、職人ともに、勉強する暇がないのが、
現状だと思います。
◆対策
社内検査で床下をチェックしない会社が大半。
見えなくなる前にチェックするか、
写真の提出を求めると良い。
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■(2)編集後記
ある著名人がこんなことを言ってました。
「自然に対し、不調和な設計の家が多くなっている」
雨降りに対し、軒ゼロ。
外気を遮断する高気密、高断熱などのことを
言っているのでしょうか。
自然に逆らえば、不具合が起きやすいのは当然です。
流行に飛びつき、よく考えて設計、施工しないため、
軒ゼロの家で雨漏りが多く、高気密高断熱の家で
カビ問題が多く発生しています。
自然に逆らったとしても、よく考え設計、施工すれば
不具合が起きず、快適な家になります。
それができている会社は少ないです。