結露被害裁判
先日、TVのロケを行いました。
全国放送で、今月末くらいの放送予定です。
事前告知を控えるように言われているため、
詳細は、放送直前か放送後になります。
建物カビ被害の裁判を数多く起こしております。
どの裁判も、相手から同じの反論が来ます。
その内容は、「換気不足」が原因で、住み方に
問題がある。
冬場の結露であれば、乾燥した外気を換気で取り
こむことで、部屋の水蒸気量が下がり、結露は
起きにくくなります。(ショートサーキット現象
が起きていれば効果は少ない)。
争っているのは、夏場の結露。換気量を増やせば、
湿気た外気の取り込みが増え、結露、カビがひどく
なります。
夏冬の区別なく、結露=換気不足が原因だと思って
いる実務者が多いです。
夏場は冬場に比べ、水蒸気の量は5,6倍になり
ます。換気すればするほど、建物内が湿気ることは
よく考えればわかります。
夏場の湿気た外気を壁内や小屋裏に取り込むのは
よくありません。
急激な地球温暖化に対応した設計、施工が求めら
れるようになっています。
被害を未然に減らしていくために、専門誌で夏場の
結露、カビ被害について、解説をする予定です。