事例1316「ユニットバスからの水漏れ」
気温が低く、さらに雨も多いので、最近は検査に
適した環境ではありません。
明日からは暖かくなるようで、週末の欠陥住宅検査
は気候条件が良い中でできそうです。
🔳1 今回の事例____________
「ユニットバスからの水漏れ」
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◆写真解説
1階天井に黒ずみが発生。原因は2階ユニットバス
からの漏水でした。少量ですが、長期間漏れていた
ため、石膏ボードに穴が開いている。
◆内容説明
完全防水のユニットバスですが、現場で組み立て
するため、接合部のパッキンに施工不備があれば
水漏れが発生します。
最も漏れやすいのは、床と壁の取り合いの出隅部。
特にドアの吊元は漏れやすい位置です。
1階に設置されていれば、下が基礎なので、気付
きにくい。本例は2階ですが、漏れる量が少ない
ため、気付くまでに5年かかっています。
◆対策
定期点検で水漏れを確認する。
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🔳2 編集後記
昨年末と年明けに入った現場のハウスメーカーは
支店は違い、場所はかなり離れていますが、
ひどい対応は一緒です。
大手は支店によって、対応が違うことが多いです
が、メーカーによっては、対応を統一している
会社もあるようです。
クレームが多い会社ほど、対応策(逃げる)が
きちんとできているように思います。
ハウスメーカーのクレームに対する守りも
固くなっています。工事中や購入前に対策をして
おくことが重要です。