事例1325「サイディングの割れ」
猛暑で検査をするには一番つらい時期ですが、
今月は欠陥住宅検査予定が多いです。
未だに法律や基準を無視した、無知型の欠陥
住宅が目立ちます。
🔳1 今回の事例____________
「サイディングの割れ」
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◆写真解説
サイデイングの割れ。熱射による収縮を繰り返す
うち、端部が割れた。
サイデイングのひび割れは、軽微なものを含める
と多く。メーカーの対応も悪い。
◆内容説明
まだ4年ほどのサイディング材。材の割れ以外、
シーリングも界面で切れている。
固い材料で、収縮しないように思えるが、材の特性
として収縮がある。端部は、釘が収縮を押さえる
ため、割れやすい。
写真のような破損以外、縦方向のひび割れが大量に
入るケースもある。表面のひび割れだけであれば、
塗り替えでひび割れを覆うことができる。
◆対策
ガルバでも、モルタル壁でも、一長一短あるため、
サイデイングがダメだとは言いません。
常に外部にさらされる材料だけに劣化、変位が
あり、メンテナンスを心がけましょう。
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🔳2 編集後記
許し難い、ひどいことをしている大企業がいくつ
かあります。その中の一つ、社会悪となっている
ある会社を依頼者が訴え、裁判で闘っていますが、
相手は完全否認を続けています。
この会社の決算を見ると、売り上げはここ数年頭
打ちで、財務状況もよくないです。そのため、
数千万円でも払わない方針だと思います。
利益があまり出ていないのに、配当金はたくさん
出しています。株主優先自体悪くありませんが、
顧客の救済にもお金を使って欲しいですね。