事例1327「柱の腐朽」
車の温度計の表示が37度を超えると、車の
エアコンの効きが悪くなります。
ガラス内側の温度が高くなるのが原因で、ガラス
の遮熱性能とエアコンの能力の問題です。
今日は40度だったため、風をかなり強くしても
涼しくなりませんでした。
🔳1 今回の事例____________
「柱の腐朽」
_____________________
◆写真解説
10年の保険、保証が切れるため、雨漏りがないか
確認する検査依頼を受けた。
非破壊で怪しい箇所を探し、雨漏りしている可能性
が高いと判断した箇所の外壁をはがすと、通柱が
ひどく腐朽していた。
◆内容説明
断熱材がウレタンの場合、ウレタンが雨水を保水し
室内に水滴や黒ずみが出てこないケースがある。
写真の現場もそうで、室内や外壁に異常はない
ものの、柱がひどく腐朽していた。
非破壊というと赤外線サーモグラフィーカメラを
思い浮かべる方が多いと思いますが、赤外線サーモ
グラフィーカメラは表面温度しか確認できないため
壁内が濡れているかの確認は、含水率計が有効で
す。
ただし、含水率計の扱いの経験が少ないと、
判断を誤るケースがあります。
◆対策
業者の簡易的な点検では、雨漏りを見落とすことが
あります。隠れた雨漏りを探すには、専門業者に
調査依頼をする。
======================
🔳2 編集後記
フローリングが変色するなどして、業者に雨漏りを
申し出ても、窓を開けていて雨が降りこんだだけで
、雨漏りでないと言われるケースがあります。
さらに心配なら、有料で確認しますと、40万円
くらいの見積書が送られてくる。
保証のある10年を過ぎるまでは、何とか雨漏り
を隠そうとする会社が増えています。
ご注意してください。