事例1335「天井裏に大量のカビ」

カビ被害写真の掲載が続いています。
今、多くの現場に行っているため、事例がたくさん
ありますし、また、カビ被害を知ってほしいため
です。

まだ、今月も多くのカビがらみの予定があります。



🔳1 今回の事例____________

「天井裏に大量のカビ」
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和室天井のカビ


◆写真解説

和室天井板の表面にカビがびっしり付いている(写
真ではやや分かりにくい)。新築時から室内のカビ
被害に悩まされているが、ハウスメーカーは原因を
特定できていない。

◆内容説明

入居当初、畳にカビが繁殖したため、自費で畳から
フローリングにかえた。その後も家財などにカビが
付き、和室の天井にもカビが付くようになった。

ハウスメーカーからは、住まい方が悪いと指摘を
受け続け、カビ臭さを解消するため、私が調査を
依頼。その結果、施工に不具合があった。

業者は天井をめくり、原因が施工不良でなかったら
解体、復旧費用を家主に請求すると言っている。
少々、業者とやり取りをしたが、なぜカビが生える
のかもわかっていない。そのため、天井をめくり、
具体的に何を確認するのかも決まってなく、原因を
追究するというよりは、被害部材を撤去したいだけ
だと思われる。

◆対策

天井裏等に夏場の湿気た外気を取り込まない。

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🔳2 編集後記

カビ発生で建物自体に疑いが生じ、カビの原因調査
に加え、契約不適合検査依頼を受けるケースも多い
です。

今、書類を書いている現場は、そのパターン。
施主が検査費用の負担を業者へ求めたところ、カビ
調査分は会社で負担をするが、契約不適合検査分は
負担しないと意思を示しています。

一般的に契約不適合検査を行い、施工の過失など
が発覚した場合、業者へ検査費用を請求します。
調停や裁判になった場合でも検査費用は相手へ請求
します。きちんと施工していれば、必要ない費用の
ため、当然です。

自社の施工に自信があるなら、検査料負担の打診
を受けた際に断るのは当然ですが、手抜きだらけ
で問題が多く出ているメーカーなら、普通は断り
にくいと思います。

書類を書いているので、すでに検査は完了し、建築
基準法違反、その他契約不適合が多数発覚。
結局、業者が費用負担することになると思います。






















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