事例1345「押入の中段が落ちた」
年度末、現場よりは書類作成に追われています。
今の関心事は、書類作成にAIがどのくらい役立つか
合間時間でいろいろ調べています。
🔳1 今回の事例____________
「押入の中段が落ちた」
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◆写真解説
押入の中段の破損。耐荷重200kgなのに、布団を置い
ただけで下がってしまった。業者が修理しないため
施主さん自身がテープを貼った。
(テープを貼っても強くはなりません)
◆内容説明
入居後すぐ、中段がぐらついた。原因は固定不良。
枕棚は耐荷重70KG程度のものが多く、人が載って
下がった例を見たことがあります。しかし、中段の
耐荷重は200KGで、壊れているのを見たのは初
めてかもしれません。
この状態でなぜ修理を拒んでいるのか不明。
◆対策
完成時の内覧時にぐらつきがないかチェックする。
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🔳2 編集後記
TV放送後、問い合わせが増えました。
問い合わせの中には、欠陥住宅の解決に向け、自分
自身で方針を組み立て、それを実現するため、自分
にとって都合よく動く専門家を探していると思われ
る方も複数、見えました。
私はこのようなケースの依頼は受けません。
素人さんが考える内容は、こちらもそうですねと
言える内容はほぼありません。
過去、検査依頼は御主人からあり、検査に行って、
奥様から、検査内容や順番を指示され、検査をやら
ずに帰ってきたこともあります。命令された以外、
瑕疵でないものを瑕疵だと大騒ぎしていたのも断っ
た理由です。
建築紛争においては、弁護士や建築士を信頼して
任せていただく方が、一番良い結果になると思い
ます。