事例651『モルタルの厚み不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は祝日でしたが、
朝から夕方まで計4件の現場に行きました。
現場ばかり出ているので
書類がたまっています。
■(1)今回の事例_________
「モルタルの厚み不足」
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◆写真解説
外壁モルタルが薄い。
下地材の上に8mm塗るところ、2.64mmしか塗られていない。
建物完成後、外壁が落ちて手抜きが発覚。
◆内容説明
外壁のモルタル。
仕上げてしまえば、厚さは分からない。
このところ内外壁ともに、塗り厚が不足している家が多い。
左官屋さんは、2,3回塗り重ねるところ
1回で上手く仕上がってしまい。
これで完成と勝手に判断することもあるようです。
材料、手間の手抜きのつけは、
剥離、ひび割れなどの症状があとあと出てきます。
◆対策
工事中にチェックするしかありません。
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■(2)編集後記
紛争中の現場で私が動けば費用がかかります。
そのため、こちらから業務を押し売りすることは
ありませんでした。
そんな方針を貫いていたら、先日
「長井さんは逃げている?」と言われてしまいました。
こちらはなるべくお金を使わせないように
気を使っていたことが誤解を招いたようです。
裁判はお金がかかります。
今後、裁判を覚悟したお客さんには
かかる費用をきちんと説明し、
できれば着手金を取るようにして、
積極的に関わるように変えていこうと思います。