事例656『構造用合板釘のめり込み』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
来月末あたり事務所を移転する予定です。
わずか1.5KMの移動。
今の事務所は4年目。雑然とした暗いエントランス。
窮屈な仕事場、打ち合わせスペースの解消が目的です。
正月にふと思い立ち、ダメもとで不動産屋へ連絡を入れたら
とんとん話が進みました。
詳細はまたご案内します。
■(1)今回の事例__________
「構造用合板釘のめり込み」
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◆写真解説
外壁構造用合板釘のめり込み。
合板厚さ9mmに対し、8㎜もめり込んでいる。
ほとんど貫通しているに等しく
説明するまでもなくダメな事例。
◆内容説明
機械で釘を打っているので、全箇所同じようにめり込んでいる。
構造用合板の釘のめり込みは
1mmで強度が10~20%ダウン。
3mmで30~80%ダウンすると言われています。
((財)日本住宅・木材技術センターの資料より)
その他、構造用合板の釘打ちは、釘の種類、長さ、
ピッチ、端へ外れがないことが大事。
◆対策
防水紙を貼られる前に全数チェックする。
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■(2)編集後記
今日は、I 県まで基礎の配筋検査に行ってきました。
交通費、出張経費を出してまで、私を呼んでくれた。
「検査を入れてよかったと思っていただきたい」
そんな気持ちで現場へ向かいました。
検査で図面を無視した重大な基準法違反を指摘。
気負いして出かけたのが
現場のミスを生んだのでしょうか。
今回の指摘は、瑕疵保険の検査会社から
指摘を受けたことがなかったようです。
職人さんは間違いだと思っていませんでした。