事例657『防湿材の未施工』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
午前中、早めに現場へ行き、
午後からは遠方へ訴訟の打ち合わせ。
新幹線を使いますが、片道3時間の移動。
最近、東海地区以外の裁判を担当することが
増えてきています。
■(1)今回の事例_________
「防湿材の未施工」
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防湿層
 
◆写真解説
壁に施工されたグラスウール。
室内側の防湿材が未施工。
壁内結露発生の原因となる。
◆内容説明
湿気を通しやすい断熱材は、室内側に防湿材の施工
が必要です。
室内の湿気が断熱材を通過し
外壁側で結露を起こすからです。
一般的な壁用グラスウールは、防湿層付
(ビニールで全体を覆われたもの)で販売されています。
ただ、今回のような鉄骨造の場合など
パック式の断熱材が使いにくい場合などは
防湿材なしの断熱材が使われます。
その場合は、あとから防湿シート(気密シート)
を施工します。
写真を見ると、断熱材も隙間だらけ。
断熱性能は期待できません。
◆対策
木造以外の現場で、よく見かける事例。
あとから直すことが大変。
工事中にチェックする。
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■(2)編集後記
契約違反が最近、多いです。
約束したものと違うものが納品された。
性能が落ちるものがつけられた、施工されたなど。
具体的には、耐震性能が劣る。
防火性能が劣る。断熱材の厚さが違う。
壁材の厚さが違う。屋根材の色が違う。
換気システムの品番が違うなど。
家はたくさんの材料、製品を使います。
規格住宅でない場合は、特に間違いやすいです。
何年か経過して、気づいても手遅れのケースもあります。
工事中にチェックしましょう。

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