新しくても危険な木造住宅
今日、こんなニュースが配信されていました。
震度6強~7程度の大地震でも倒壊しないとされる
「新耐震住宅」でも、建築基準法が再改正される
2000年5月以前に建った木造住宅の約8割に
十分な耐震性がないことが、日本木造住宅耐震補強
事業者協同組合(木耐協)の全国調査で分かった。
簡単に言うと、築14年より古い木造住宅の約8割は
十分な耐震性がない。
2000年6月に木造の構造に関する大きな法改正があり
法改正以前の建物は弱いという事です。
では、築14年以内であれば安心かというと
そうではありません。
法改正を知らない無知な業者によって建てられた
住宅が数多く存在します。
私が検査で多くの現場を見てきた経験から言うと
法改正が、ほぼ100%理解されたのは、
2010年頃だと思います。
かなりの田舎へ行くと未だに2000年改正の法律を
守っていない現場もあります。
耐震性に関することは、普段生活していて
気づくものではありません。
大地震が来て倒壊しても、自然災害だから仕方がない。
時効ですと言われる可能性が高い。
不安な方は、確かな専門家に見てもらいましょう。