事例724『シーリングの穴』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
せっかくの秋の連休。
名古屋は今日から4日間、雨の予報です。
先週末、標高1000Mあたりは紅葉がきれいでした。
愛知、長野県境の茶臼山
今年は例年に比べ、山の紅葉がきれいだと
地元の方が言ってました。
■(1)今回の事例_________
「シーリングの穴」
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◆写真解説
シーリング施工不良。最初からこの状態。
ここから雨が入り、下地防水に不備があれば雨漏りする。
◆内容説明
慌てて施工したためか、きちんと充填されていない。
全般的に充填不足の可能性もあります。
サッシ廻りは雨漏りしやすい箇所。
防水テープやサッシのパッキン不良があれば
雨漏りにつながる。
◆対策
シーリングの施工不良は意外と多い。
施工前、施工中、施工後で確認できるとよいです。
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■(2)編集後記
最近多いのは「省令準耐火仕様」の施工ミス。
火災保険が安くなるメリットがあり、
仕様を選択する人が年々増えているようです。
省令準耐火は、基準がかなり細かいため、
設計者や現場が、仕様を理解できていないことが多い。
この仕様のミスは、完成してからですと
壁や天井を壊してやり替えてもらうことになり、大変です。
基準法ではなく、罰則がないためか
未だにお金がかかる施工を故意に省略している上場企業があります。
いつまで顧客と保険会社を騙し続けるつもりでしょうか。