損は誰もが嫌う
「構造的には当初より弱くなりますが、
基準法をクリアしているので大丈夫です」
欠陥の補修工事内容の検討で、安易な補修案を提示した時に
よくある相手側からの発言。
特に普段お客と接することがない、下請けの建築士から聞くことが多い。
業者のミスで起きたこと。施主としては、性能が下がることを
簡単には了解できません。
先日読んだ本にこのようなことが書いてありました。
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プロスペクト理論
「人間は得をした喜びよりも、損をした悲しみの方が2倍強くの残る」
損をした悲しみのほうが感情的に強いので、
人は損をしないような決断を無意識にする。
補修が困難で、その部分では損をさせるが、
他でカバーし、結果的には相手が損をしない。
紛争の話し合いでも、この心理が分かれば解決が早いかもしれません。
住宅検査カノムの
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