事例448『基礎のひび割れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝は寒かったです。
車の外気温計の表示は-4度。
今まで名古屋に居て、見たことがない数字。
現場へ行く途中の池が凍っていましたし、
水道管が破裂したという話も聞きました。
暑さ、寒さが極端になっている気がします。
■(1)今回の事例___________
「基礎のひび割れ」
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◆写真解説
基礎のひび割れ。幅は約2mm。
漏水、耐久性に十分影響が出る幅です。
通常よく見かけるひび割れ幅は0.1、0.2mm程度。
◆内容説明
かなり幅が広いひび割れ。
地盤沈下が影響で発生した。
過去に補修したあとがあるが、十分な補修でない。
ここまで広いひび割れを、放置してはいけない。
漏水するし、鉄筋が錆びるなど、耐久性に影響も出る。
◆対策
クラックの補修方法は、補修目的、ひび割れの現象、
ひび割れの幅、などの諸条件で変わってくる。
勝手な判断をせず、専門書がいくつか出ているので
それらを参考に補修をする。
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■(2)編集後記
先日立ち会った紛争の現場。
関係する建築業者が、あまりにも無知なために
話が混乱していた。
言っていることは、建築的に非常識。
思い込みが激しく、譲らない。
今考えると、欠陥がバレるのを恐れ、
無知なふりを、していたのかも知れません。
このような業者は、たくさんいますが
見極めが難しい。
「うちを信用してください」と言う業者は多い。
それは投資会社が、「必ず儲かりますから」と、
言っているのに近いように思えます。
だから、裏づけがなければ
安易に信用してはいけません。
建築士による監理がきちんと機能していれば
無知な業者に対する欠陥予防はできる。
しかし現実は、ほとんどの現場で監理が
機能していない。
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