事例451『鉄骨柱の錆び』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
先週土曜日の夕方、腰を痛めてしまった。
この日の午後は、欠陥調査の報告書を
集中して、休憩もなしで書いていた。
そのため、座りっぱなしが続き、
筋肉が固まった状態で、重いものを持ち、腰を痛めた。
寝込むほどでもなく、生活に支障はありませんでした。
今日は、3日目。ほぼ回復しました。
車の運転など、座り仕事が多いため、
腰の筋肉が凝り固まっているようです。
運動不足を解消しないといけません。
■(1)今回の事例_____
「鉄骨柱の錆び」
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◆写真解説
鉄骨柱の錆び。1階床下が湿気ていたため、
厚みの1/4が錆びに侵された。
耐力的に弱くなっていることは確実です。
◆内容説明
築15年超の中古住宅。
鉄骨造で、1階床は木で組んである。
床下へもぐったら、シロアリの被害を発見。
さらにこの鉄骨柱の錆を発見した。
原因は床下の換気量が足らず、
地面からの湿気で床下全体が湿気ていた。
柱の根元が錆びて細くなれば、大地震に耐えられない。
◆対策
普段から床下の点検は重要です。
また、中古住宅を購入する時は、専門家に床下の隅々を見てもらう。
「隠れた瑕疵=故意に隠された瑕疵」であることが多い。
床下の隅々までチェックするとは、相手は思いません。
だから、隠された瑕疵を自分側で見つけることが大事です。
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■(2)編集後記
費用面で弁護士を頼めない理由から
自力で欠陥住宅紛争を解決しようとしている人は意外と多い。
自力でやるにしても、建築の基準は難しいため
協力してくれる建築士を探さないといけないが、
これに苦労するようです。
特に地方では、建築関係者同士のつながりが強い。
裁判などで、業者を叩けば、仲間はずれになる可能性もある。
だから、名前を出して協力してくれる人がいないようです。
ネットで検索し、私のところに協力依頼をしてくる人は多い。
1回くらいは無料で電話相談を受けても、安請負はしません。
一見ひどいように思えますが、
多忙のため、安請負した事件は必ず後回しになるし、時間をかけられない。
そうなると、いい加減な業務しか出来なくなり、迷惑をかけてしまう。
証人尋問だけ出て欲しいという依頼もありますが、
それも安価では受けられません。
相手の弁護士のシナリオに乗らないためには、万全の準備も必要です。
事件の内容をすべて頭に入れようと思うと、何時間もかかるため、
準備費用だけでも高くなります。
先回も書きましたが、欠陥住宅のあと処理は大変です。。
買う前、工事中の検査を重視してください。
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