事例466『鉄筋切断 隠し』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
午前、躯体構造検査1.5H。
午後、瑕疵調査4.5H。
一日検査していると疲れます。
■(1)今回の事例________
「鉄筋切断 隠し」
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◆写真解説
基礎立ち上がりの鉄筋。位置がずれたため、
下部を切断し、正規の位置へ穴を開けて挿していた。
見た目はOKですが、構造耐力上の効果はない。
◆内容説明
一見、問題なく見えるため
検査で危うく見落とすところでした。
よく見ていたら、不自然に思えたので
手で触ったら持ち上がってしまった。
最低でも、あと施工のアンカーで是正すればよいところ、
ただ挿しただけと言うのは完全な手抜きです。
この検査だけ通って、コンクリートを打ってしまえば
バレないと思ったのでしょう。
◆対策
当社の新築検査で4,5回検査の場合は
このタイミングの検査は通常行いません。
基礎を重視する場合は、
各コンクリートを打設する前の検査は重要です。
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■(2)編集後記
業者に騙されると、いろんなことが信じられなくなります。
当社に紛争処理を依頼してくる人の中にも
検査をして、あとから追加で多額の請求がくるなど
騙されたらどうしようという不安がある方もいます。
初対面だから、信用できないのは当然だと思います。
検査前に納得いただくまで、お話等いたします。
追加の業務が必要になるのは
裁判などに発展した場合です。
その場合でも、きちんと業務内容に応じて清算させていただきます。
瑕疵が明らかで、費用が適正であれば、
当社へ支払った費用を相手方へ請求できます。
先月終了した調停でも、
当社にかかった費用は100%認めてもらいました。
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