事例480『床下断熱材の落下』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
このところの紛争処理で思うこと、それは、
相手業者の対応が2分化している。
・徹底的に対応に応じる業者
・責任逃れに徹する業者
契約の際、慎重に相手を探っていけば、
必ず見分けが付くはずです。
急いで契約しないことが大事です。
■(1)今回の事例________
「床下断熱材の落下」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-床下断熱材
 
◆写真解説
 
床下断熱材の落下。板状の断熱材は固定が悪いと、落ちやすい。
◆内容説明
寸法ぴったりに、現場で断熱材を切ることは難しい。
そうなると、多少の隙間ができるので、
落下防止策が重要になる。
きちんと固定ができている現場は、あとで床下を見ても
断熱材は落ちていない。
特別な配慮をせずに施工をすると
歩く振動などによって落ちる事もある。
◆対策
床下で、普段目に付かない箇所。
断熱材施工時、もしくは完成時にチェックをする。
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■(2)編集後記
当社の欠陥調査報告書に対する回答が、最近いくつか送られてきた。
悪徳業者の多くは、補修にお金のかかるものについて、こう回答してくる。
「民間の検査機関は、違法ではないと言っている」
私は適当に指摘をしている訳ではない。
法律条文に照らし合わせ、グレーの場合は、
裁判所や役所がはっきり瑕疵だと認めた内容を指摘している。
それなのに民間検査機関や、設計した建築士は
それは瑕疵ではないと言うのは、
関与した自分らに責任が及ぶのを避けるためである。
現在、確認申請のほとんどが民間へ出されている。
民間の検査機関。株主が同業界の企業であったりする。
また、建築業者からお金をいただく為、顧客は施主ではない。
だから、何かあっても施主の味方にはならない。
こんなことも問題になることがある。
施主が建築業者から確認申請書類や図面をもらってない場合、
確認を下ろした民間検査機関へ行っても
保管してある書類、図面をコピーしてくれることはない。
今から家を建てる人は、役所へ確認申請を出すよう、強くお勧めする。
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