事例380『基礎内、異物による空洞』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
岐阜県多治見市に行く途中、
名神集中工事の渋滞に引っかかりました。
「中央道」だけが頭にあり、
名神を少し経由することを忘れていました。
高速道路の渋滞は、予定が大幅に狂うことがあります。
スマートフォンなどで渋滞情報を
マメに確認しようと思います。
■(1)今回の事例___________
「基礎内、異物による空洞」
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◆写真解説
基礎の配管穴部に、大きな空洞を発見。
コンクリートが充填さていない、異常な状態。
◆内容説明
基礎の立ち上がりに直交させて入れた
「スリーブ」(配管をカットしたもの)が動いて、
内部で横向きになったまま、コンクリートが流しこまれた。
ジャンカという、多少の空洞でもダメですから
このような大きな空洞は、当然NG。
昔、ハウスメーカーにいた頃、こんなこともありました。
コンクリート打設直前に、基礎職人が大きな石を
基礎内へいくつか入れたところを、お客さんがたまたま見かけ、
会社に苦情が入りました。
基礎内部は、外から見えない。
今回のようにあとから発見できることは稀なため、
事前にチェックしておくことが大切です。
◆対策
コンクリートの打設に立ち会う。または、
打設直前、型枠が完了した時点で、検査をする。
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■(2)編集後記
東日本大震災に伴う、購入者の関心から
これから造られる住宅、マンションは
揺れの軽減や、防災設備、非常用発電機などを
配備するものが増えそうです。
これらを備えた物件の発表には、マスコミも注目していて
ニュースなどでも今後、多く取り上げられるでしょう。
最近、S不動産が、これらを組み込んだ高層マンションを
発表したときは、新聞、テレビなど多くが取り上げました。
このニュースを見て、購入の検討を始めた方もいるでしょう。
そのほぼ同時期、同じS不動産が販売した、耐震強度が偽装された
分譲マンションをめぐり、11世帯14人への売買代金
約3億7千万円の返還を命じた札幌高裁判決を不服とし、
上告する方針を明らかにしたニュースがあったが、
これは、ほとんど取り上げられていない。
このニュースを知ると知らないでは、S不動産に対する
イメージが、かなり違うでしょう。
マスコミからの影響だけで、
企業イメージを頭に植え付けるは危険です。
特にこの業界は、悪い情報は出ません。
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