事例367 『止まらない水の侵入』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
最近時々、事務所の水まわりが臭い。
下水臭ですが、どこから出ているかわからない。
建物調査は専門ですが、
臭い、音の発生源の特定は専門外。
それでも、どこからか特定しないと
管理会社も動きにくいようで
一度調べてみようと思います。
■(1)今回の事例___________
「止まらない水の侵入」
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◆写真解説
地下水が基礎内へ湧き出て、
何度か止水工事を行っても改善しない。
当初は抵抗したが、話し合いで建替えが決定。
業者の英断に施主さんも納得。
◆内容説明
傾斜地にある土地で、地面から浅いところに、
地下水が通っていた。
大雨のあとや、梅雨時、水位が上がると
この地下水が基礎内へ進入してくる。
対処として、外周部を防水したが、止まらない。
注入などによる止水工事も検討したが、
再発の保証ができないことを専門業者から告げられた。
施主さんはそれでは納得がいかず
基礎を造り直しを求めた。
話し合いが決裂した場合、裁判も考えたが、
業者の社長の英断で、建替えが決定。
工事は現在完了し、
水の進入は完全に無くなった。
◆対策
一度失敗しないと
このような地下水の予見は難しい。
傾斜地に建築するときは
コンクリート打ち継ぎ部や配管貫通部など
水が入りやすい箇所は、あらかじめ防水措置の計画をする。
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■(2)編集後記
強い余震で、周りの家は何ともないのに
自宅だけ、壁にヒビが入ったなどの相談が増えています。
大手ハウスメーカーは、点検をしているようですが
・10年保証が切れた。
・10年保証内でも、地震だから免責です。
などで取り合ってもらいない人が多いようです。
震度5強や6弱で壁に大きな亀裂が入るのは
構造に瑕疵(欠陥)がある可能性が高い。
これらの件で、相談先を探している方は
下記で無料相談を受け付けています。
※業者に責任を問える築20年以内の方が対象です。
■住宅検査 東北
0178‐76‐1478(青森)
022‐393‐7083(仙台)
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052-739-5471(名古屋)
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