事例381『ボルトの抜け』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
いつも、仕事優先か
ブログ優先か迷います。
この時間(現在19時)になると、
やはりブログを先に書いたほうが、落ち着きます。
■(1)今回の事例__________
「ボルトの抜け」
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◆写真解説
ボルトの抜けによる、梁端部の緊結不良。
◆内容説明
原因は大工さんの「忘れ」だと思います。
検査体制が甘いと、ボルトが抜けたまま、家が完成。
大地震時に、梁が簡単に外れてしまうでしょう。
◆対策
昨日、躯体検査に行った現場も
金物がいくつか未施工でした。
保険の検査は入っていますが、
金物の抜けを見つける意識がない検査では
金物は目に入りません。
ボルト類を全数チェックする検査をすると
このような例は起きません。
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■(2)編集後記
ハウスメーカーの選択は、
カタログや展示場を見て選ぶのが普通です。
主な性能、例えば地震に対する強さなども、
カタログで判断できるでしょう。
比較した結果、、あまり差がなく、
最終的には、提案力、営業の人柄、価格などが
決め手になることが多いようです。
私はいろいろな会社の家を、検査で見ている経験上、
特に工業化住宅メーカーは、工事の過程をみると、
中身の違いがはっきりわかります。
何が違うか、
それは、細かな部分での工夫。おさまり。
工業化住宅は、プレハブと呼ばれ、
仮設住宅が進化したようなもの。
(初期のデザインはひどかった)
工場生産のメリットがある反面、
現場での自由度がないなどの欠点もある。
特に、断熱性などの欠点は、以前から指摘をしてきた。
その欠点や不具合を、A社などは商品開発に
お金をかけ、年々改良を重ねています。
反対にB社は、商品改良のスピードが遅く、
A社の15年前くらいの状態。
どちらを選ぶかは自由ですが、
選ぶときによく考えたほうがよいです。
(特定のメーカーを宣伝したくないため、実名は伏せます)
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