事例390『構造金物 ビス抜け』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
書類の締め切りノルマに追われ
休みなく、夜中まで仕事していると
お客さんの名前を間違えるなど、単純ミスが連発。
やはり2,3割の余裕を持って仕事しないと
ダメですね。
■(1)今回の事例______
「構造金物 ビス抜け」
_____________
◆写真解説
金物ビス施工不備。
途中で施工を中断し、そのまま忘れてしまった?
◆内容説明
柱の端部を緊結するために取り付ける金物。
木造住宅は、躯体組み立て時、
大工さんが大勢集まって作業をする。
このときに、筋交い、金物まで付けるケースもある。
人手が揃っているので、その日のうちに
仕事を終わらせようと、急いだ事が原因でしょう。
同じような例は、たまに見かける。
取り付ける数が多いだけに
このような、ミスが出やすい。
◆対策
金物を全数、社内検査しているのは
一部の大手メーカーだけ。
保険の検査も1社を除き
ほとんど金物を見ていない。
第三者検査を入れるなど
最低、誰か1人に全数検査をさせる。
====================
■(2)編集後記
完璧な仕事をする基礎屋さんに遭遇した。
土工事、鉄筋工事、コンクリート工事
全てにおいて、文句の付けようがない。
つまり100点満点の仕事。
レベルが高い基礎屋さんはたくさん居る。
しかし、100点満点は今までいなかった。
どこが違うのか?
「単価がいいんじゃないか?」と思う人が多いでしょう。
・・違います。
ローコストメーカーの仕事をしています。
(アイフルホーム)
大きな違いは、職人さん自身が基準を全て理解し、
1mmでも違反しないように
自主検査しながら仕事をしている。
だから、ミスが出てもカバーし
完璧な状態にしている。
職人さんは時給ではなく、請負形態で仕事をしている。
つまり、時間をかけない方が、お金になる。
単価が安いと嘆き、
手抜きをしたがる職人、監督が多い中で
真理に沿った仕事をしているすごい基礎屋さん。
こんな基礎屋さんばかりになれば
基礎の欠陥は無くなるでしょう。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
↓ポチっと応援、お願いします!
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai