事例392『筋交いの抜け節』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
現在、メールはスマートフォンで読んでいます。
ただし、返信は入力が面倒なので
パソコンから行っています。
最近、処理するメールが多いため、一部、
スマートフォンからの返信を考えています。
そうなると、モバイルキーボードが良いでしょうか。
その他、いろいろと業務効率化を検討中です。
■(1)今回の事例__________
「筋交いの抜け節」
_________________
◆写真解説
筋交いの抜け節。
圧縮の力がかかると、材の薄い側に曲がり、
節部分で折れやすい。
◆内容説明
建築基準法施行令 第45条に
筋かいには、欠込みをしてはならないとある。
抜け節は、欠込みと同じく欠損であり、NGです。
天然木だから仕方がないと、
写真のような材料が、普通に出荷される。
悪い材料をはねていたら価格が上がる。
業者側の言い分もわかります。
ただ、筋交いは、簡単に折れては意味がありません。
◆対策
検査をして見つけたときは、交換、穴埋めなどで対応。
事前の対応として、
節の少ない材種を指定する。
または、筋交いのサイズを上げて多少の欠損に対応する。
(90mmを105mmにするとか)
=====================
■(2)編集後記
台風が近づき、時々雨が強く降る中、
今日検査に行った現場の周囲で以下の光景を見た。
建て方をしている。(2現場)
擁壁のコンクリートを打設している。
建て方をしている現場には、施主夫婦もいました。
揉めている様子はなく、
きっと現場監督から「濡れても大丈夫」と
騙されているのでしょう。
確かに壁パネルに付いている断熱材の上部は
シートで覆われています。
しかし、シートのジョイントからは確実に
雨が入ります。
私は何度も見ています。
雨が上がったあと、その部分に、
蒸発した水が、大量に付いているのを。
擁壁のコンクリートも
建物じゃないからいいやと、
職人が思ってるかもしれません。
2つ共、大手ハウスメーカーの現場。
以前から思っていますが
1件ごとの極め細やかな対応は
このメーカーにはありません。
名前だけは有名でも、品質は二流と三流です。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
↓ポチっと応援、お願いします!
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai