事例420『基礎打ち継ぎ面の汚れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
東名高速の豊田JCと、音羽蒲郡ICの間が、3車線になって
初めて今日、走行した。
全く渋滞はなく、スムーズに走れました。
岡崎、豊橋方面の移動が楽になります。
■(1)今回の事例___________
「基礎打ち継ぎ面の汚れ」
__________________
◆写真解説
基礎打ち継ぎ面に、砕石が大量に乗っている。
これは、コンクリートの一体化を妨げる。
◆内容説明
比較的よくある事例。
深基礎とベタ基礎スラブの打ち継ぎ。
埋め戻しの砕石が、大量に乗ってしまった。
住宅の基礎屋さんは、打ち継ぎ面の処理を意識しない。
それほど重要だと、思っていないんでしょう。
◆対策
コンクリートを流し込む前の検査が重要。
隠れてしまうものが、多いからです。
=====================
■(2)編集後記
欠陥住宅の意味を聞きますと、
業者含め大半の人は、「傾いた家など、
建替が必要なくらいの家」と答えます。
それは、TVなどの影響が大きいと思います。
TVで「欠陥住宅特集」を放映すると、
TV局が、TV映えする事例を選び、
傾いた家など、かなり状態がひどい住宅しか出て来ないからです。
欠陥住宅の定義は、主に契約違反(仕様や性能が違う)、
基準法等建築関係法令、一般に使用している技術基準
(公庫仕様書、建築学会の仕様書など)に抵触するものを言います。
ですから、建替が必要な程度でなくても
上記に該当すると、軽微なものでも、欠陥に該当します。
欠陥住宅という言葉は、マイナスの意味が強いです。
他に、シロアリ、カビ、雨漏りなども、同じマイナスの言葉です。
ですから、買う、造る側にとっては、敏感になりやすい。
欠陥住宅と呼ばれないために、
軽微な欠陥も出さない。ミスが起きてミスに気づき、
適切な修補を工事中に行う事が重要です。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
↓ポチっと応援、お願いします!
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
http://archive.mag2.com/0000238034/index.html