事例424『配管スリーブの間隔が狭い』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
ここ1週間、現場の予定が過密でした。
昨日は特に過密で、朝8時に北名古屋市。
そのあと、10時に岐阜市。
14時から三重県の裁判所。
17時から春日井市。
現在、机の周りには書類の山。
夜間少しづつ、処理しています。
■(1)今回の事例___________
「配管スリーブの間隔が狭い」
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◆写真解説
基礎スリーブの間隔が狭い。
耐力低下を防ぐため、直径の3倍、
離なさければならない。是正中の写真。
◆内容説明
建築工事共通仕様書などに、この基準は記載されていて、
大手ハウスメーカーの施工マニュアルにも記載されています。
職人さんは、配管のおさまりを優先するため、
給湯器付近で、水、湯、排水、追い炊き配管、床暖配管などが
集中し、スリーブが近接しやすい。
基準を知っていて、設計の時から図面に位置を指定すると、
このような事例は起きません。
◆対策
設備職人任せにせずに、
基礎伏図に配管貫通位置を明記させる。
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■(2)編集後記
先日、中古住宅購入前の検査に行きました。
検査をしていくと、いろいろな瑕疵が出てきた。
最終的には自己判断にお任せしますが、
依頼者にリスクを説明し、買わない方がいいと
助言しました。
最近の中古物件。
不動産業者が買取り、リフォームをして
売主として、売るケースが多い。
事故車をきれいにして売るようなもので、
中身の瑕疵は、隠れたままにしておき、
見た目だけ良くして、できるだけ高く売る。
中古住宅を購入するときは、床下、屋根裏を、
隅まできちんと見ることが大事です。
売主が宅建業者でも、相手によっては、
責任をあとで追求することは難しいです。
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