事例329(ベタ基礎の結露)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝は冷えてます。
カーショップの人の話では
今年は、早めにタイヤを替える人が多く
先週くらいから予約が混んでいるそうです。
雪が降ってから焦らないように
昨晩、スタッドレスタイヤへ履き替えました。
■(1)今回の事例_________________
「ベタ基礎の結露」
________________________
◆写真解説
ベタ基礎スラブ上の、大量の土埃が濡れている。
調査の結果、結露と判断。
◆内容説明
新築後すぐに、畳がカビるという家へ調査へ伺い、
床下を見るとコンクリートの表面が濡れていた。
結露とよく間違う現象で
地下水の進入がある。
今回もまず、それを疑いましたが
それらしい現象もないし、水自体が溜まるわけではなく
表面が濡れる程度。
床下と室内の湿度を計ると
90%近い数字。
当社の事務所の湿度は45%。(同じ時間)
この多湿が原因と考えられる。
(基礎内はパッキンから外気が入る形態)
◆対策
現象が起きてからの対策は非常に困難。
よくある現象ではないため
設計者、施工者は予見が難しい。
冬場の乾燥時期でも
非常に湿度が高い地域は、注意したほうがよいです。
基礎断熱にして、床下の湿度を
機械換気によってコントロールするなど
事前になら対策を講じやすい。
==========================
■(2)編集後記
欠陥住宅の裁判で
相手から、訳のわからない反論がくる。
状況が苦しくなればなるほど、
おかしなことを言ってくる。
今週も、おかしな反論が来た。
詳しい内容は、現時点では公表できませんが
こっちが瑕疵だと指摘していることの
意味がわからないと言ってきた。
それがわからないなら
「建築屋やめろ」と言いたくなる内容です。
これに反応をするのに
施主側は余分な時間、費用を使う。
このやりとりによって、神経をすり減らすし、
金銭なストレスによっても
精神的に追い詰められるケースは珍しくない。
仕方がないことですが
「個人」対「法人」では、お金をかけられる額が違い
ハンデがありすぎると、いつも感じています。
こんな不利な戦いをしなくて済むように
購入時に対策を講じましょう。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
↓ポチっと応援、お願いします!
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai