事例238(基礎の破壊)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の検査予定は3件。
プラス、各現場間の距離が遠い。
移動の多い日になりそうです。
■(1)今回の事例_________________
「基礎の破壊」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
基礎をはつり、穴を開けて配管を通した。
水漏れもおきている。
無計画な基礎のはつりは
耐力低下の原因になる。
◆内容説明
未だに床下へもぐるとよく見かける例
配管計画が行き当たりばったりで
未計画だとこのようなことになる。
あとで基礎に穴をあけることは
鉄筋を切る恐れもあり
すべきことではない。
仕方なくあとで基礎に穴あけする場合は
鉄筋探査で鉄筋の位置を確認した上で
コア抜きする。
◆対策
大手ハウスメーカーでは
基礎の図面に配管の位置が書かれている。
事前の計画、及び職人さんの手配が重要。
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■(2)編集後記
先日欠陥調査へ行った家で
依頼者が業者への悔しさのあまり
泣いてしまいました。
珍しいことではありませんが
皆さんの家に対する思いを改めて認識させられます。
最初、伺って話を聞いているときは
特に欠陥でもないし、
こちらの言うことも聞かず、怒りながら話すので
「当社のお客さんではない
切り上げて帰ろうか」
と内心思っていました。
ただ、このようにさせた原因は
「業者の対応と嘘」
最後まで業務をやりきり、私といろいろ話すことで
少しでも依頼者が
気持ちを切り替えれたなら
行ってよかったと思います。
業者側は、家を買うときの
お客さんの「家」、「使ったお金」への思いを
軽視してはいけませんね。