事例234(梁の切り欠き)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週の寒さはこたえますね。
東海地方は日本海側からの雪が入りやすい
岐阜県や一宮市付近は雪が積もりやすい。
天気予報が気になる1週間でした。
■(1)今回の事例_________________
「梁の切り欠き」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
2×4 の2階床根太(梁)
中央下側を電線を通し切り欠いている。
耐力上支障が出る箇所で切り欠いてはいけない。
◆内容説明
建築基準法施行令
(はり等の横架材) 第四十四条
はり、けたその他の横架材には、その中央部附近の
下側に耐力上支障のある欠込みをしてはならない。
以前にも数例紹介しましたが、
法律になくても
この部分の切り欠きは弱くなるのでNG。
電気屋さんが基準を知らないため
施工の便宜上、電線を通してしまったのでしょう。
◆対策
基礎や木部など構造材に穴をあける場合
現場管理者の許可を得るなど勝手に施工させない。
それと、職人さんへ基準を理解させる。
==========================
■(2)編集後記
多くの紛争現場がある反面
すごく優秀な現場を
「新築検査」で見ます。
現在は3件 思い浮かびます。
きっとそれは
大手メーカーでしょう?
と聞かれそうですが
「違います」
1社はハウスメーカーですがあと2件は小さな会社です。
結局、現場は
監督さん、職人さん次第なんです。
良い家を造るという意識の監督さんが
担当になるかが重要です。
初めて家を建てるのにこんなこと
見分けるのは無理だと思います。
検査前に相談に来ると
こんな事とかいろいろな不安に答えます。
検査依頼前提なら1回は無料です。
お気軽に問い合わせください。