事例145(釘外れ、木の割れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
久しぶりに当日依頼があり
希望が夜だったため対応できました。
検査ですができるだけ
「即対応」できるようにしています。
■(1)今回の事例________________
・「釘はずれ、木の割れ」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
2×4 1階床組。
端部接合金物 釘の外れと木部の割れ。
◆内容説明
規格の金物使用において釘の打ち方が悪い。
釘の種類、本数も決められていて
規定どうり施工して当たり前です。
現在、手で釘を打つことはあまりなく
エアを使って一瞬で釘が打てるので
このような例も起きます。
打ち損じ、特に写真のような例は
いくら機械打ちでもやった本人は気がつくはずです。
わかっているのにそのままにしたことは
故意であり悪質です。
◆対策
今回は2×4 特有の金物
1階の床組で床下部分はあとから見えません。
施工中のチェック(当社の検査では土台、1階床組検査)
をすると良いです。
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■(2)編集後記(普段はメルマガのみで読めます)
富士ハウスの破綻
契約金など払って未着工という記事が
新聞に出てました。
半年以上前に契約金を払っているとか
着工前に6割代金を払ったとか
先回の編集後記で
「家を購入する側に考える力が不足していているのは
間違いありません」
と記載しました。
依頼先の経営状況まで考えなくてはいけない
時代になったのでしょうか?
大きなリスクの一つとして考えるべきでしょう。
株式上場企業なら
会社四季報、IR情報、株価のチェックなど
その他の会社なら自分から情報を取るしかないでしょう。
信憑性の薄いネットより
実際に信頼できる筋から情報を取ることが大事です。
ある程度の規模の建設、不動産関係の経営情報は
銀行や取引先から情報が漏れてうわさが
業界内では飛び交います。
最近破綻した数社の情報は
かなりリアルな情報を私も聞いていました。
余談ですが
昨年、探偵と会う機会があった時に聞いたのですが
お金を出せばほとんどの情報は取れるそうです。