事例224(筋交いの切断)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は暖かいですね。
窓を開けて、午前中書類作成しています。
■(1)今回の事例_________________
・「筋交いの切断」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
筋交いの切断。
階段下で筋交いが付くには最初から無理があった。
設計ミスによるもの。
◆内容説明
階段と筋交いが干渉。
筋交いの上部を切断し階段をつけた。
図面を書くとき、
立体的に考えないとこのようなミスは起きる。
大工さんが階段をつけるまで
筋交いが付いていたところ見ると
だれも事前に
間違いに気が付かなかったようです。
◆対策
間違えても別の場所へ筋交いを移すなど
リカバーできればよいが
事前に図面の段階で気が付くほうが当然よいです。
階段周りは頭の中で立体的に考えてチェックすべきです。
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■(2)編集後記
先月末くらいから問題処理の仕事が
急増しています。
簡単に解決するものもあれば
かなりの難問もあります。
私自身、問題の大小にかかわらず
なぜ、問題が起きたのか
分析してみるようにしています。
それをまとめると
一番の原因は「予見」ができていない。
予見は簡単ではありません。
私も元々は設計や施工する立場でしたが
当事者になるとなかなか気が付かないと思います。
これからもデータを集め
予防に有効な方法をもっと分析したいです。