事例137(ボルトの緩み)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝の事務所に来たときの室温
6℃
鉄骨造 ALCだけの断熱で
とっても寒いです。
■(1)今回の事例________________
・「梁接合部 ボルトの緩み」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します。
梁の接合部を緊結する金物
ナットの緩み。
◆内容説明
1、2ヶ所の緩みでしたら
締め忘れ。
全般に緩んでいると
木が痩せて緩んだ可能性が高いです。
構造材端部を緊結するいう
構造的な意味からすると緩んでいてはダメです。
◆対策
人が入れる場所でしたら
緩んだ金物をあとから締めることができますが
1階天井裏など無理な場所があります。
木痩せ対策は
・乾燥材を使用する。
軽微な緩みも防ぐなら
・木痩せ対応の金物を使う
・無垢ではなく集成材を選ぶ
・金物接合の工法を選ぶ など
前もっての計画が大事です。
グリーン材(未乾燥木材)が
過去は多く使われていましたが
近年、KD材(乾燥材)を使うのが
一般的になりました。
ただ、価格の安いグリーン材を使うケースも
たまに見かけます。
建てる前、建築士に木のこと聞いてみましょう。
それが一番のトラブル防止になるかもしれません。