事例229(軒先金物 釘の間違い)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日行った現場。
結構現場が大きく。職人さんが6名くらいいました。
上棟なので大工さんとは初対面。
親方は誰か、最初に挨拶し認識しましたが
他の大工さんはわからずまま検査していました。
指摘がいろいろあって
たまたま近くにいた人に
「ここビス抜けてますよ」と指示したら
「施主の親」です。という返事が。
初対面でもあり、
大工さんと見間違えてしまいました。
こういうことが年に数回、あります。
■(1)今回の事例_________________
・「軒先金物 釘の間違い」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
屋根軒先を緊結する金物。
打たれている釘が
規定のものより弱いものを使用。
◆内容説明
構造金物類は釘の種類が決まっていますが
安くて在庫で持っている「普通の釘」が
打たれるケースが多い。
規定ではこの部分
ZN40(太め釘)という釘を打ちます。
写真の釘に比べ頭の大きく、胴部も太い。
最近ではかなり間違いが無くなりましたが
数年前までは多くの現場で見られた事例。
今でも地方へ行くと
まだ間違っている現場があります。
◆対策
釘の間違いは
JISに規定するN釘という構造上主要な部分に使う釘と
普通の釘を間違うケースが多い。
大工さんが気にしていないと
間違いは起きます。
このあたりは大工さんを指導しないと
間違いは無くなりません。
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■(2)編集後記
年内に「きり」を付けたいためでしょうか?
この慌しい時になっても
いろんな相談がきます。
CMではイメージがいい『あの会社』
なんだか今年はここの相談が多いです。
裏では非常に汚いことやっています。
社員はそれで仕事が楽しいのでしょうか?
きっと本心じゃないんでしょう。
転職が厳しいこの時代だから
家族のためにも会社の命令に逆らえない?
なんだか
とっても「気の毒」です。
CMに騙されてはダメです。
あくまで つくられたもの ですから