事例210(筋交いと金物の干渉)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は検査が4件。そして明日は東京。
引越しもあって落ち着きません。
前の晩、仕事一段落してから書いています。
■(1)今回の事例_________________
・「筋交いと金物の干渉 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
金物と干渉し筋交いを切り欠いた。
断面欠損が大きく所定の役割は期待できない。
◆内容説明
柱が大地震時に引き抜けるのを防止する
「ホールダウン金物」
位置が筋交いと干渉するため筋交いを
大きく切り欠いて取り付けた。
切り欠かれた筋交いは当然弱くなり、
大きな力がかかれば簡単に折れるでしょう。
同様の事例はたまに見かけます。
よく見ないと見落とすこともあり
検査の重要項目です。
◆対策
基礎伏せ図でホールダウン金物の位置を
きちんと計画し、施工すれば今回の例は防げます。
軽微なズレならリカバーできる部材もあり
安易に筋交いを切り欠きしないことが大事です。
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■(2)編集後記
今週パナホームさんの上棟検査行きました。
パネル組の精度や工場生産部分の品質に
関心させられました。
別のあるメーカーでは
工場でつくる人の器用、不器用が目に付きますが
今回それも感じませんでした。
話は変わりますが
来週事務所の引越しが決まりました。
現在、光電話を使っていますが、
解約しても移転案内が流れない
つまり「現在使われておりません」が流れます。
電話番号が変わるので注意してください。
10月23日(金)午後から
新電話番号 052-739-5471